うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 よれよれ肉体百科

よれよれ肉体百科

よれよれ肉体百科

誰にも避けて通れない老化現象。
赤裸々に綴られていくにも関わらず、悲壮感はまったくない。
むしろ、笑いをこらえ過ぎ、本を持つ手が震えるという功罪があるのみ。
この本の肝は、中高年の哀愁が、筆者の巧みの技において<開き直り>というポジティブな姿勢に変化させられていく過程に他ならない。
<自虐ネタ>という小ネタ枠はとうに越えており、人類みな同行という慈愛の境地に昇華されているのだ。。。。なあんてネ(笑)