うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 強父論

強父論

強父論

作家さんの家族って大変だなと思った。
最近NHKで「漱石の妻」を観たばかりだったので余計そう思ってしまった。
物語の内面に深く深く潜って創作するタイプの作家さんて、
きっと息継ぎの発散どころが、一番身近な家族になっちゃうんだろうな〜。
でも阿川さんが、どんなに父親をするどく批判しても、底辺に流れる親子の情は隠せてはいない。哀しくて、切なくて、時々一緒になって腹が立つけど、なんとなく・・・愛しいもの。