うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

15歳、ぬけがら

15歳、ぬけがら

15歳、ぬけがら

タイトル「〜ぬけがら」から受けるイメージが読後大きく変わった。
子どもの貧困の深刻さに初めて気づかされた。

↓以下、ネタバレあり



リアルな日常を描く前半から自立の一歩を踏み出す中盤あたりまでが辛い。
最後の最後、パン屋のおばさんが主人公に向けた言葉「うん。えらいよ、あんた」は、
この物語の真意に、ようやくたどり着けたような気がした。