うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

さいごのゆうれい

 

音楽の旋律を聴くような詩的な文章。「はじまりのまえに」の意味を理解したのは、本を読み終えたとき。幾つかの伏線は想定外の所まで飛躍し、「おわりのあとに」で着地する。

幾度か物語の橋(流れ)から落っこちそうになったが、力不足の読書力を助けてくれたのは、言葉を忠実に描いて魅せてくれた挿し絵のおかげだと思う。