人気絵本作家のヨシタケシンスケさんと芥川賞作家の又吉さんが『その本』について王様に語る千夜一夜(十三夜だけど)。
又吉さんは最初、小ネタでちょっと笑えるショートショート路線?と思いきや、七夜では思わず落涙、九夜のトランペットの話もじ~んと心に響きました。でも『しおり』ちゃんの末路は怖いです。
ヨシタケシンスケさんのひねりのある話と絵は期待通りで楽しめました。
凝った装丁もよかったです。本当にページが破れているのかと思ってドキリとしたりしました(笑)二人は有罪になってしまいましたが(ストーリー上で)、これからも面白い物語を紡がれていくということで相殺されますように。