2008-01-20 吉原手引草 一般小説 時代・歴史小説 ミステリー小説 吉原手引草作者: 松井今朝子出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2007/03メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 46回この商品を含むブログ (136件) を見る江戸時代。吉原が舞台。聞き手の質問に対して、答えるというルポ形式で物語は進む。聞き手の若い男は、なにを探っているのか。葛城という花魁は、なにをしたのか。事件にかかわりのあった人物たちが、個性的な語り口調で、謎解きのヒントを出していく。 同じような様式の小説として、有吉佐和子「悪女について」宮部みゆき「火車」「理由」最近では、浅田次郎「珍妃の井戸」を彷彿した。構成のおもしろさに最後までひきつけられた。「悪女について」、もう一度、読み返してみたくなった。