うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 ちんぷんかん

ちんぷんかん しゃばけシリーズ 6

ちんぷんかん しゃばけシリーズ 6

しゃばげシリーズの短編集。「鬼と小鬼」 若だんながとうとう三途の川に?!「ちんぷんかん」 広徳寺の寛朝の弟子、秋英が主人公。
「男ぶり」
若だんなの母親、おたえの過去の話
「今昔」
謎の陰陽師と松之介の縁談
「はるがいくよ」
 さくらの花びら。小紅と若だんな。

特に「はるがいくよ」は、はかない小紅の一生を通じて、作者の死生観を感じた。若だんなの淡い恋心がせつなくて、でもとても温かかったのはなぜだろう。短編集だが、テーマ性があって読み応えがあった。