うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 お遍路ウォーク

お遍路ウォーク

お遍路ウォーク

わけありそうな母娘。ひきこもりから脱したというオタク青年。祖母の供養のために歩き続ける大学生。「接待」によってのみ生きつないでいる老人。
ナオトは遍路道を歩きながら、母の死や残された父との関係を、タクやユースケの親子関係と比しながら、問い直していく。
<扉文より>
母を事故でなくし、ひきこもりになったナオトは中二。ふとしたことで遍路のイベントに参加する。ある日、ミホという母娘連れの少女に出会うが、ミホは会話が上手くできない。それには深い事情があった。
遍路の途中で出会う人々とのつかのまの交流。ナオトは次第に自分自身をとりもどしていくのだった。すなおになれる一冊。