うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 医学のたまご

医学のたまご (ミステリーYA!)

医学のたまご (ミステリーYA!)

めずらしく横書き。メールのやりとりが多いせいかな。父と息子のクールなのようでいて、じつは厚い信頼関係とか、ばらばらで個性的な子どもたちが、結構、友達思いだったりするとか・・・。ほのぼのとしたなかにも、医療のシビアな面や大人の理不尽な行動エピソードなども入り混じり、性善説だけに終わらせてないのは、さすがだと思う。
海堂作品はこれで三作目だが、なぜかどれも主流から外れており、別話のようなものが先行してしまっているようだ。この本も「ジェネラル・ルージュ」「ジーン・ワルツ」「ナイチンゲールの沈黙」などを読めば、さらに楽しむことができたかもしれない。いや、読みましょうよ<自分