うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

カエルの歌姫

カエルの歌姫

カエルの歌姫

「ぼくの姿は理想と全然違うけど、だけどぼくにはこの声がある。<中略>この声がぼくを本当のぼくにしてくれる。いまぼくは。。。。。だ」(扉文より)
文章力のある作家さんだ。いつもの習慣で、扉文は読まずに本文を読んでよかった。かなりのネタばれである。
主人公の正体がばれそうになるラスト近くは、ハラハラさせられた。ハッピーエンドで気持ちよく終わったのがよかった。親友の流之介は、その過保護ぶりから、作者の化身ではないかと思った。ほかの本も読んでみたくなった。