- 作者: 浅田次郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/12/01
- メディア: 単行本
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執筆活動が最高潮時と思われる時のエッセイが多く掲載されている。40代とはいえ、一度に連載を十本以上引き受けていたとは、人間業とは思えない。その精神力と体力に敬服してしまった。しかも原稿は当時手書き?(現在はどうなのでしょう)学生時代からの読書量と日々の創作研鑽が土台としてあるからこそなのだろうと思った。
「才能とは一種の資格証明であろうか。<中略>努力とはいかなるものかというと、個人的には一文にもならない読み書きの、不断の継続であった」(本文中より)
「およそ、小説家らしからぬ時間割」を支えてきたのは、奥様やご家族の努力の賜物だとも思う。