うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 ヒア・カムズ・ザ・サン

ヒア・カムズ・ザ・サン

ヒア・カムズ・ザ・サン

「真也は30歳。出版社で編集の仕事をしている。彼は幼い頃から、品物や場所にのこされった人間の記憶が見えた(以下略)七行のあらすじから、成井豊有川浩が生み出すそれぞれの作品を読んでみたい、という要望で創られたふたつの似てことなる物語」(表紙文より)
「ヒア・カムズ・ザ・サン」と「ヒア・カムズサンParallel」の似て異なる二つの物語。
個人的には前者が良かった。後者は、上演された舞台に着想を得て執筆されたものだそうだ。
「嘘を吐く」という言葉が頻繁に出てきたので、気になって調べたら「うそをはく」ではなく「うそをつく」と読むのだった。ずうっと「毒を吐く」という言葉に惑わされて「うそをはく」と読んでいた(恥)
主人公は超能力保持者だが、ストーリー的には、設定として活かされていたかどうか。どうなんだろう。