うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 最後のおでん

最後のおでん 続・ああ無情の泥酔日記

最後のおでん 続・ああ無情の泥酔日記

2001年からブログにつづられていた日記の書籍化とのこと。
山本文緒さんとの対談。「短文なのに読むのに意外と時間がかかる。隅から隅まで表現が凝っているので読み飛ばせない」
なるほど。だから完読に一週間もかかったのか。いわゆるうどんでいう「コシ」みたいなものがあるのだな。味は淡泊だが、よく練られている、とうどん県民は納得した。
『生きていてもいいかしら日記』↓より、のびのび書かれているように思えるのは、ブログという媒体であったからだろう。
タイトル「二番目に大切なもの」はエッセイというより、短編小説だった。ノンフィクションにおいても、かなりの筆力を感じた。ぜひ、ぐうたら生活を脱皮して(して欲しくない気もするが)本格小説に挑戦してください。