- 作者: 富安陽子,大庭賢哉
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 2014/10/15
- メディア: 単行本
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人間のパパとママの子ども、ユイ、タクミ、モエには、キツネ一族から受けついだ特別な力がある<中略>今回はいちばんのトラベルメーカー夜叉丸おじさんといっしょに京都で宝探しをすることに。(表紙文より)
以下、ネタバレです。↓
キツネの宝の謎を追いながら、ユイたちは正体不明の魑魅魍魎に追いかけられる。京都をいっきに一巡してしまうほど、走る、走る。読んでいるだけなのに、息切れしそうだった(笑)ラスト近くは執拗に迫ってくる怨霊がとても怖くてどきどきした。
今回は夜叉丸おじさんがトレージャーハンターらしく活躍したこと、小狐丸がとてもかわいらしかったことが良かったかな。シノダシリーズの8回目だけれど、飽きません。
千利休の孫に化けて、みごとなお茶のお点前を披露したキツネ
知恩院を火災から守るために傘を残していった白キツネ
後一条天皇に献上する名刀を鍛えるのを手伝ったというキツネ
(作者・あとがきより)
京都にはキツネにまつわる話がたくさんあるらしい。