うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 時のかなたの人魚の島

時のかなたの人魚の島

時のかなたの人魚の島

シノダ!なのに、ちょっと怖かった(笑)
舞台は南海の孤島に浮かぶ謎の西洋館ホテル「銀波楼」。招待状をもらった信田家は一家そろって意気揚々と旅立つのだけれど、そこで待ち受けていたのは人魚だの河童だのの怪しい伝説。同じく招待された人たちもそれぞれ謎に満ちているのだが、真相がわかっていくにつれ、なおいっそう怪しさが増すというドキドキの展開なのだった。お騒がせの夜叉丸おじさんは、今回顔を出さないけれど、存在感だけはしっかりあった。大庭賢哉さんのイラストがとてもわかりやすくて(あの腕はちょっと怖かったけど)想像では追いつけない部分をかなりフォローしてくれた。シノダ!シリーズをさらに素敵に見せるすばらしい絵描きさんだと思った。
(つぶやき:河童は川の妖怪と思ってた)