うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 酒天童子

酒天童子

酒天童子

平安の京の都をおびやかす物の怪たち。ドクロが空を飛び、姫君たちが消えていく。立ち向かうのは源頼光とその部下の四天王。能や歌舞伎でも知られたヒーローたちの物語を現代につたえます。(表紙文より)

クロネコ・サンゴロウ』シリーズの竹下文子さんだから、きっと面白いはず、と思って借りたら、本当に面白くていっきに読んだ。
原典とされた『前太平記』を<お江戸の平安ファンタジー>。源頼光とその家来の四天王を<平安の戦隊ヒーロー、ライコーズ>と解釈されているのが愉快。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんも、夢枕獏さんも、古典はファンタジーの宝庫とおっしゃっていた。これからも、ご健筆を。