うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 『五代友厚』&『土佐堀川』

五代友厚――蒼海を越えた異端児 (潮文庫)

五代友厚――蒼海を越えた異端児 (潮文庫)

文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯 (潮文庫)

文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯 (潮文庫)

NHKの朝ドラ『あさが来た』の影響で、広岡浅子五代友厚氏のことが知りたくなって文庫本を購入。ドラマよりもドラマティックな生涯に驚いている(びっくりポンや・笑)
幕末・維新・明治への変遷期。日本史上において、おそらく最も変化の激しかった時代に、すぐれた先見の明とチャンスを逃さない胆力を持って活躍されたお二人。
特に女性の地位が低い時代に、多くの事業を成功させ、三度の死線までも乗り越えた広岡浅子さんに同性として励まされたような気がする。
そして、歴史には名を残さなかったけれど、この時代に生きた人々は、一人ひとり、す〜ごくがんばって、時代の潮流を乗り切ったに違いないと、遠い過去に思いを馳せたのだった。
現代の私たちも、未来の人たちから振り返ってみれば、地球規模の変革期に、よくがんばって生きたね、っていわれるのかな。