行きて帰りし冒険ファンタジー。
主人公のヒロキは小学四年生。最近ときどき<つまんない病>にとりつかれて悩んでいた。
そんなとき夏休みに祖母に家に行くことになる。
そこでヒロキが出会った人々とは。
山の裏側の世界に住んでいるという「ヤマビト」たち。
彼らとの交流によって命の尊さ、生ききることの大切さを体験していく。
ストーリーは王道ファンタジーなのだけど、細部がリアリズムにあふれているので臨場感があった。
さすが、みおちづるさんなのであった(作者名に惹かれて図書館で借りただけあって面白かった)