うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

大奥づとめ

 

永井沙耶子さん、『木挽町のあだ討ち』で初めて出会った作家さんです。

二冊目のこれもすっかりハマってしまいました。

ひょっとすると『木挽町・・・』より好きかもしれない。

人間関係がどろどろしていない。

すいすい読めて楽しい。

大奥につとめるあらゆる階級の女性たちがカッコいい。

元祖キャリアウーマン!

上下関係なく繋がる「猫ちゃん」の輪に共感してしまう。

過去何度もドラマや小説・漫画で描かれてきた愛憎合間みえる伏魔殿みたいな大奥物語。(それはそれで面白いのですが)

いやもっと、そこで働く女性の日常一般的な大奥もあるでしょう、と常々思っていたのでこれは大当たりでした。

文庫本購入して再読決定(^^)/