うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 イーゲル号航海記 針路東、砂漠を越えろ!

イーゲル号航海記〈2〉針路東、砂漠をこえろ!

イーゲル号航海記〈2〉針路東、砂漠をこえろ!

第一次世界大戦後のドイツ。日独伊三国同盟はまだのようだから、第二次世界大戦以前らしい。
主人公の少年はドイツの小学生10歳。ドイツ人の母と日本人の父を持つが、今は二人暮らし。父は日本に帰って不在。元大日本帝国特別秘密公使という謎めいた肩書きを持っているらしい。
ということで、一巻の冒険からときをへて再びカールは、格段に性能がアップしたイーゲル号に乗り込む。どうやら動力は原子力を使っているようだ。一巻のように飛びぬけた冒険やアクションがあるわけではないが、現地調査の様子など、リアリティにあふれている。まるで登場人物といっしょになって行動しているような気分を味わえた。表紙扉裏の潜水艦の見取り図を見て想像を膨らませるのも楽しい。