うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 お茶目な老後

おちゃめな老後

おちゃめな老後

図書館の書架で発見。タイトルと表紙の写真にひかれ借りる。
田村セツコというお名前より先に、「おちゃめなふたご」シリーズのイラストを思い出した。
ファンタスティックな本の装丁も素敵だけど、なにより田村さんの生きる姿勢がすばらしい。
六年間も、ご自身のお母様と妹さんの介護を一人でされていたのに、そんな苦労を微塵も見せない。愚痴らない。むしろ、すべてを好奇心という魔法で楽しみに変えてしまう。「かわいい」ファッションを躊躇なく着こなして見せる(よくお似合いなのです)
絵という表現の世界そのものが、彼女の生命の源なのだろうと思った。そのポジティブな生き方に乾杯。