不完全な魔法使い 上・下

不完全な魔法使い 上

不完全な魔法使い 下

＜王＞と＜英雄＞が並び立つ王国ホード。その片田舎に住む、古い民の末裔ヘリオットは、ある日頭の奥にかくれていた分身が目覚めたのを知った。その分身のもつ不思議な力がヘイオットを追うとダイアモンドへ導くが・・・（上巻帯文より）
ホードの王国の三人の王子。王大使たる第一皇子、＜英雄＞の座を狙う第二皇子、狂気の王子、ダイサードと王都ダイヤモンドにやってきたヘリオットとの出会いが、ホード王国の運命を変えた。（下巻帯文より）
佐竹美保さんの装画に惹かれ借りる。
マーヒー氏の本に馴染んでないせいもある。独特の作風に慣れるのに時間を要した。主人公の心の成長を＜魔法＞という形で繊細に描く。主人公以外の登場人物の行動と内面の繋がりが読み切れず、個人的には難解だった。