2022-11-03 六四五年への過去わたり ファンタジー・国内 六四五年への過去わたり: 平城の氷と飛鳥の炎 作者:牧野 礼 くもん出版 Amazon 初めての作家さん。とても面白かった。タイムスリップものだが設定がユニーク。現代から過去へ、ではなく、奈良時代から飛鳥時代への「過去わたり」なのだ。 主人公の沙々、星読みの言祝を始め、登場人物一人ひとりがちゃんと物語の中で生きている。伏線の回収も鮮やか。巻末の解説と系図もうれしい。和風ファンタジーの挿絵も物語を引き立てている。