うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 陰日向に咲く

陰日向に咲く

陰日向に咲く

図書館で予約してたのですが、予約したのを忘れたくらいまたされました。
初版は2006年なのですね。すごい人気です。
短編5作の連作で、ひとつの物語になっているというもの。
「道草」「拝啓、僕のアイドル様」「ピンボケな私」「Overrun」「鳴き砂を歩く犬」
どれもきっちりオチがついたし、意外性もあって、楽しめました。強引にと思えるほどのまとめ方も、「終わり良ければすべて良し」って感じで、むしろ爽快でした。
ほろ苦い笑いと、人情と。。。どこか古典落語のような感覚をいだきました。「拝啓。僕のアイドル」など、創作落語にしたらおもしろそう。

ちょうどバタバタと忙しいときで、細切れでしか読めなかったのが残念。
この本は、いっきに読むべき本だと思いました。