「ハリー・ポッター」と不思議の国イギリス

ハリー・ポッターと不思議の国イギリス

著者のクリスチファー・ベルトン氏は1978年に来日、帰国した４年間を省き日本に在住。作家、翻訳家として活躍する一方、近著に「ハリー・ポッターが英語で楽しく読める本」などがある。（本より一部抜粋）
第一部 ハリー・ポッターの世界に垣間見る現実世界のイギリス
第二部 ハリー・ポッターに交錯するイギリスの過去と現在
第三部 ハリー・ポッターを生んだ不思議の国イギリス、その非日常の世界
「ハリー・ポッター」のみならず、今まで読んできたイギリス・ファンタジーの印象的な数々の本（物語）が、脳裏に浮かんできた。想像で補填するしかなかった多くの場所、物、しきたり、動物、魔法。ストーリーの底に流れる民話、伝承など。。。今後、再読するときに、きっとそれらは、ずっと身近に具現化されて読めるだろう。イギリス・ファンタジーが、その風土と歴史に根ざしているのだとすれば、日本にも、まだ描かれていないすぐれたファンタジーの要素が（古からの風土と歴史の積み重ねが）たくさんあるはず。日本が舞台のファンタジー、がんばってほしい。