お父ちゃんと私―父・水木しげるとのゲゲゲな日常 (YM books)
- 作者: 水木悦子
- 出版社/メーカー: やのまん
- 発売日: 2008/03/08
- メディア: 単行本
- 購入: 5人 クリック: 367回
- この商品を含むブログ (33件) を見る
この本は娘(次女)の悦子さんから見たお父さん像だ。大食いで朝寝坊、おまけにかなりの凝り性。少々わがままをいっても、ついゆるしてしまうような、お茶目でカワイイところのあるお父さん。布枝さんから見た水木さんとは、またちがった父親としての顔が垣間見える。
悦子さんから見た母親の布枝さんは、家族をしっかりサポートするたよりになるお母さん。夫のふるまいを叱ったり、子どもの教育のことでケンカをしたり。夫唱婦随というより、良き相棒といった感じを受けた。いくら怒っても、最後は「あはは」と笑っておさめるあたりは、明るく楽天的な性格なのだろう。
パプアニューギニア訪問のエピソードなど、父と娘の温かな愛情が伝わってきて、とてもほほえましかった。
『食べることは生きることにつながっている。<食欲>と<生命力>はイコールなんだ』(本文より)