うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 寄る年波には平泳ぎ

寄る年波には平泳ぎ (単行本)

寄る年波には平泳ぎ (単行本)

『午前零時の玄米パン』からのおつきあい(一読者として)だが、群さんも静かに年を重ねておられるのだなあ、と同年代のわたしは思う。
エッセイは東日本大震災直後の時期から始まるが、トイレットペーパーに集約し私見を論じるあたり、半径3キロメートル以内エッセイの轍を踏まえている。
最近、シーナさんといい、佐藤愛子さんといい、若いときによく読んでいた作家さんのエッセイが時を経て、順当に枯れていくさま(良い意味で)を読むのは、わが身に置き換えて感慨深い。な〜んてね。
しかし、最後のタイトル『エンディングノート』はシビアだったこと。