うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

アンの娘リラ

 

文春文庫版『赤毛のアン』シリーズ全八巻、ついに最終巻となりました。村岡花子さん訳の『赤毛のアン』にこだわってきた数十年。(もちろんそれは今でも宝物なのですが)読了した今は、松本侑子さん訳のシリーズも手に取ってよかったと思っています。

『アンの娘リラ』の原題は『炉辺荘のリラ』ですが、わたしはこちらの方がしっくりくると思いました。リラという少女が戦時下という非日常の中で成長していく過程がていねいに描かれていきます。

アンシリーズを何度も再読する中で、このタイトル(巻)だけは一度も再読してなかったその理由は、あまりにアンとはかけ離れた青春だったからかもしれません。再び読む機会を得て、最終巻のこの物語の深淵にふれ、感動したことに感動しました。

読むときの年齢、世界情勢も含めて、これほど印象が変わるものなのかと。これからも、二人の訳者さんが紐解かれたアンシリーズを読み返していくことになりそうです。またそれも楽しみです。