- 作者: 大崎梢
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2006/05/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 40回
- この商品を含むブログ (164件) を見る
書店を舞台にした書店のミステリー。
殺人も凶悪犯も出てこないから、安心して読めた。
本屋さんの内情も垣間見られ、興味津々。
版元、取次ぎ、営業、販売員。。。
本はたくさんの人たちを媒介にして、わたしたちの手元に届いているんだな。
短編5話でできてるんだけど、表題作の『配達あかずきん』、『六冊目のメッセージ』が印象に残った。好きな本が、望めば手に入るという幸せに気づかされる本。
最後の現役書店員さんによる『書店のことは書店人にきけ』も、裏方さんたちの苦労がわかっておもしろかった。
>本好きも奥が深い
「・・・ハードカバーはもちろん大事に愛蔵するとして、文庫二冊のうち、一冊は持ち歩いて再読するため。もう一冊は知り合いにすすめるため、布教用っていってたよ・・・」
(本文より抜粋)
わたしも好きな本は、永久保存用、常時読書用、携帯用、友人普及用と四種類持っていることに気づく(^_^;)