うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 別冊 カドカワ 『崖の上のポニョ』

映画最新作『崖の上のポニョ』特集。各界の著名人が寄せるたくさんのコメントや感想。美辞麗句だけでなく、するどい指摘も含め、たいへん読みがいがありました。(みなさん、宮崎さんの映画、大好きなんだよね〜、が伝わってくる)特別寄稿、荻原規子さんの「見つめることが愛すること」が特に印象に残りました。
「世代別 マイベスト・ジブリ」という企画がおもしろかったので、わたしも考えてみました。

<超私的☆ジブリ映画ベスト10>

1位 天空の城ラピュタ
2位 千と千尋の神隠し
3位 もののけ姫
4位 崖の上のポニョとなりのトトロ
5位 ハウルの動く城
6位 魔女の宅急便
7位 風の谷のナウシカ
8位 耳をすませば
9位 紅の豚
10位 ゲド戦記

(その他:ジブリ映画ではないけれど、テレビで放映されていた『未来少年コナン』大好きでした)

崖の上のポニョ』で物語の定義みたいなもの、、、ファンタジーでもリアリティが大切とか、物語の整合性とか、起承転結とか、そういったすべてのタガを外してしまった感のある宮崎さん。自分の描きたかったものを理屈抜きに奔放に描ききってしまった。まるで、これが最後とばかりに。。。楽しい絵柄なのに、なぜか切なくなったのは、創作者のそういう意図みたいなものを感じとってしまったからかもしれません。