忍剣花百姫伝 ６ 星影の結界

忍剣花百姫伝6 星影の結界 (Dream スマッシュ!) (Dreamスマッシュ!)

越中の山深くにそびえる天の磐船がうごきだした！＜扉文より＞
和風エンタテイメントのはずなのに、なぜか映画「指輪物語」を彷彿させられる。時空を越え展開するスケールの大きさゆえか。
主人公捨て丸こと花百姫は胸に呪いの燐光石がささったままだ。頼みの霧矢ですら満身創痍である。シリーズ始まって以来の危機。せっぱつまった状況から読者を救ってくれたのは、夢候の明るいまっすぐな人類愛（おもに女性に対する愛だけど・笑）ではないかと思う。

夢「なんだよ、捨てちゃん。だまるなよ。傷つくだろ」
捨「ふう・・・」
夢「ため息つくなよっ」
＜↑本文より抜粋＞

次巻、７巻が最終巻になるという。ようやく輪郭を現し始めた空天魔王の正体は？　花百姫の恋の行方も気になるし・・・。最終巻が待ち遠しい。どうか大団円で終わりますように。