うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 銀のらせんをたどれば

銀のらせんをたどれば

銀のらせんをたどれば

主人公のハレーというネーミングから、ひょっとしてと思って注意深く読んでいたら、やっぱりびっくり箱になっていた。
もうなにを書いてもネタバレになってしまいそう。
ポイントは、ギリシャ神話と宇宙の基礎知識を持って読むと、よりいっそう楽しめるということ。
<話綱>とか<神話層>とか(英語では、どう書かれているだろう。知りたい)、ストーリーテラーらしい発想に、今回も振り回され・・・いや、感動し、ジョーンズさん自体がまるで宇宙のようだと思ったのだった。
ベガーの鳥足の生えた小屋って、『ハウルの動く城』の<あれ>にそっくりだと思う。(←妄想中)
あとがきによると、ジョーンズさんは、現在、体調を崩されているご様子。一日でも早く快癒され、また新しい物語を(神話層)に紡いでいって欲しい。