うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

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舟を編む』に続く待望エッセイ・・・だそうだ。
たいへん人気のある本らしく、予約してからずいぶん経って、ようやく手に届いた。

『私はふだん、「アホ」としか言いようのないエッセイを書いているのだが、本書においてはちがう!(自社比)よそゆき仕様である(あくまで自社比)大きくでましたね、自分。本当によそゆき仕様かどうか、ぜひお読みになってたしかめていただきたい』(表紙文より)

小説だと思っていたのにエッセイだった。うれしい誤算。ひさしぶりの「しをん節」に何度も笑わせてもらった。家事の合間にちょっと・・・、という文の長さが、ちょうど良い。

タイトル「おわりに」より。
『四章の「つながる線」は、「その電気がどうやって生み出されているのか」にまで想像力を働かせられなかったのが不甲斐ない(中略)ボーッとしてはいけない、という自戒をこめて収録した』という一文が心に残った。
しをんさんらしい、そして作家さんらしい明確な意思表示だなと思う。

スカイエマさんの装画が、エッセイ集を飾るコサージュのように本を引き立てている。