- 作者: 恩田陸
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2007/10/01
- メディア: 文庫
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文庫になったら、ぜったい購入しようと思っていた。再読して改めておもしろいと思った。せまいところ、高いところ、暗いところ、全部苦手だ。でも読むのはだいじょうぶ。ドキドキするのは、楽しい。マヤの文明に興味を持った。いつか図書館でマヤ関係の本を物色したい。
ところで、ふたつ、謎が残る。チカと練は兄妹なのか? ニコは練と会ったことがあるといったが、いったいいつ? 答えはわからない。あとがきによれば、作者は今年、紀行文取材のために、この物語の舞台としたグアテマラに初めて行ったそうだ。ということは、驚くべきことに、この物語の詳細な設定は、資料のみの、まったく作者の想像上での産物なのだ。すごすぎる。
練と千華子が見たであろう景色を追体験する作者
(あとがきより抜粋)
紀行文が出版されたら、ぜひ読みたい。